TVアニメ『宇宙よりも遠い場所』舞台めぐり 館林編
こんにちは。玉君です。
今回はTVアニメ『宇宙よりも遠い場所』の舞台になった群馬県館林市に行ってきました。
赤い地域が館林ですね。市のHPとか館林駅には「都内への通勤圏!」といった旨の宣伝フレーズがありましたが都内から片道2時間かかったので「ホントに?」と叫んでしまいました。
今回の探訪において、「館林くらし」という地元の方が運営するサイトを参考にさせていただきました。放送当時から聖地の記事を更新されており、今回はこちらに掲載されているマップを印刷して現地に足を運びました。非常にわかりやすいマップのおかげで全て一日で回ることができました。
《館林駅界隈》
よりもい館林編の半分くらいが駅周辺に集中していました。
館林駅
館林駅東口前
インスタ風のサブタイ画面かわいいですね。館林市内には多くの狸の置物がありますが、駅前にあるものが一番大きいものではないでしょうか。
1話の序盤と終盤の典型的な対比のカットです。意味深ですが、作中の背景には実際にない駐車禁止の標識が入っています。
カフェ・ド・スタール
キマリとめぐっちゃんが2人だけで行っていた喫茶店です。実際には「カフェ・ド・スタール」という名前の喫茶店です。キマリのいない席を横目に、苦悩するめぐっちゃんを想像せずにはいられないですね。
店内には巡礼ノートが置かれており、いしづかあつこ監督のサインもありました。ちなみに監督もロケハンに参加したそうですが、キマリと身長が同じということで監督自身が写真に写るようにしていたそうです。
(撮影&掲載許可を頂いています。)
東口駅前通り
1話で駅に向かって走るシーンです。
2話で日向が自販機で飲み物を買うシーンです。現在自販機は少し離れた場所に移動しています。自販機に描かれている「めんこいガールズ」は実際に館林のご当地アイドルだそうです。めんこいのかは調べてみてください。
本町2丁目
OPの印象的なシーンですね。ノスタルジアを感じられる古いビルがそのまま存在していて驚きました。
OPのこのビルのカットは日が暮れる演出ですが、12話を観た後だと南極で日が暮れ、白夜が終わる(=報瀬が夢から覚め、時が動く)ことに繋がるものだと思えてしまいます(涙)。
階段の「仕事場は宇宙」というフレーズはタイトルに関連づけたものかと思いきや実際に書かれているものでした。館林出身で日本人女性初の宇宙飛行士の向井千秋さんにちなんだ看板です。
ローソン館林本町1丁目店
2話で二人にすれ違いが起きそうになるシーン。
日向とキマリが働いているコンビニです。めちゃくちゃ暑かったので店内に避難しました。
金山神社周辺
5話でのキマリとめぐっちゃんの帰り道のシーンです。
しっかりゴミ捨て場もありました。キマリ宅の前の細い路地にあります。
5話ですね。住宅地のため神社のみ載せておきます。
このシーンは改変の多いところでしたが、最大の改変は実際にはないめぐっちゃんの立つ橋と用水路でしょうか。幼少期に砂場で水を流すシーンの疑似的な表現となっています。
ちなみに神社の横にあるキマリ宅がめっちゃキマリ宅です。調べたところキマリ宅は企業の事務所のようでした(推定)。
《つつじが岡公園界隈》
市役所前交差点
狂ってしまったかのような狸が交差点の安全を見守っています。
結月が泊まったグランドホテルさんは市役所前交差点を少し南下した場所にあります。
外観のみ一致で、作中のホテルの内部は館林駅前のニューミヤコホテルさんです。次回は訪れてみたいです。
城沼総合運動公園
「明日遊んでもいいよ」公園です。グランドホテル前の小道を東へ進むと着きます。平日昼間に訪れたので誰もいませんでしたね。
つつじが岡公園
つつじが岡公園は城沼総合運動公園に隣接しています。公園内にある旧秋元別邸が報瀬宅のようです。中には入れませんが外観だけでもめちゃくちゃ雰囲気あります。おすすめのカッコつけスポット。
コンビニのシーンと同様に寝そべる猫がかわいいです。
つつじが岡公園内の東屋です。キマリと報瀬の旅の始まりの場所に来てしまい思わず感激しました。丘の上にあり、東屋からの眺めは素晴らしいです。
東屋内にも巡礼ノートが置かれており、公園に遊びに来た子供たちの書き込みだらけでワロタでした。こちらも監督のサイン入りです。
ちなみに写真の自転車は館林市が運営する無料のレンタサイクルです。僕は館林駅前の木村商店さんで借りました。
《茂林寺前駅界隈》
茂林寺前駅
やっぱり狸の置物です。
上が1話で下が2話のカットですが、ほぼ同じ背景なこともあって立ち位置によって皮肉しか感じられません。
キマリが報瀬に出会ったホームです。この後の学校で、拾ったしゃくまんえんを倫理の教科書に挟むキマリがめちゃくちゃ好きですね。
茂林寺
茂林寺前駅から歩いて10分かからない場所にあります。
このお寺には参道に沿って21体の狸が置かれています。
2話のコミカルな会話劇のシーンです。キマリたちのすぐ後ろの大きな門は山門という2つ目の門で、写真奥に見える1つ目の門が入り口の総門です。
大きな山門の中で、1話ではキマリとめぐっちゃんはベンチに並んで座ります。
5話ではキマリがめぐっちゃんの反対に座り、二人の関係の変化を予感させます。
そしてキマリは山門を出ますが、めぐっちゃんはとどまります。人物の配置にエッジを効かせた演出でした。
本堂は実際もかなり大きいですが木がめっちゃ垂れ下がっていて見えません。避けないとぶつかるレベル。
山門です。1694年建立という歴史のある門です。前には狸がズラリと並びます。
茂林寺すぐそばの建物の看板です。営業はしてなさそうですね。
自販コーナーは茂林寺の前の通りの入り口にあります。
よりもいでは視聴者のかつての青春の感覚を喚起させる描写にこだわったそうですが、特にこの自販機前での会話のシーンは青春を思い出させるものではないでしょうか。夜の駅やお寺、夕暮れ時の東屋、新宿で走り回るなどもあてはまりますね。
以上が館林の探訪でした!撮った枚数の半分も載せていない気がしますが、少しでも現地の雰囲気が伝わってくれればと思います。
タイトルを館林編にしてしまったので広島編、シンガポール編、オーストラリア編も作らなきゃいけない気がしてきました。
《おまけ》
カフェ・ド・スタールさんで食べたカレーです。めっちゃ暑い中食べるカレーは美味しいです。
茂林寺の境内に貼られたポスターです。他にも本町(日向が働いているローソン付近)にある商店複数によりもいのポスターが貼られていました。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
またね